
2022.7.7
”デジタル連絡ノート”によるポジティブ且つリアルタイムな情報共有!お客様が気持ちよく過ごせるお店に!
悩み・きっかけ
店舗内コミュニケーションの難しさ!チーム一丸となることの重要性を実感。
元々、店舗内でのコミュニケーションに課題を感じていました。社員とスタッフとのコミュニケーションがうまくいかず、離職が続いてしまっていた状況でした。販売・製造というセクションに分かれているのですが、当時それぞれのセクションでもめごとが起こっていました。そのたびに、私がセクションに入り鎮静化にあたったのですが、店長である私のマンパワーによるところが大きく、一向に店舗全体として解決に至りませんでした。もめごとが収まらないため、採用を控えて私がシフトに入るという負のループに・・・。根本的に解決しなければ、雰囲気のいい店舗は作れないと感じていました。
また、職種を越えたコミュニケーションが大切であり、お互いを助け合い、協力していく体制が必要だと考えていました。リトルマーメイドでは”パン”という1つの商品を扱います。製造と販売のチームワークをシームレスに行わなければ、お客様にパンをお届けすることができないためです。その矢先にthanks!に出会い、チーム一体となった感謝・認め合う習慣の仕組みづくりに共感して導入しました。
導入プロセス
明確なthanks!の利用方針の共有!モチベーションアップとしてポイント活用が効果促進!
製造、販売を一体化した店舗グループをワンチームとして「thanks!」を導入しました。導入の際心掛けたことは利用方針をスタッフへしっかり伝えつづけたことです。「thanks!」を店舗の公式ツールとすること、やりとりする内容は”感謝・承認・称賛”をベースとしたポジティブな発信に限ることを利用方針として決めました。元々非公式のセクション別LINEグループが存在していたのですが、そこで行われていたシフトのやり取り等は「thanks!」上では行わないよう注意しました。そのかいあってスムーズに利用を開始することができたと思います。しかしこういったツールは時が経つに連れて、利用方針・目的が薄れていくいくもの。繰り返し伝え続けていくことが重要だと考えています。
またスタッフには楽しんでツールを使い続けてほしいと思ったため、モチベーションを継続できるようなオリジナルポイント交換先を用意しました。自分たちのお店のみで利用できる「200円分利用券」「200円分ドリンクチケット」です。 店長目線から、自分達のお店の商品の味は分かってほしい、そのうえでお客様に提案してほしいという願いを込めて用意しました。 想定していたよりも、皆喜んで交換してくれていると感じます。自発的に新商品の食レポ発信をしてくれるスタッフもいます。 やはり、ポイント活用はモチベーションアップにつながると実感しました。 「thanks!」では自分のお店独自の仕様にカスタマイズもできるため、スタッフがお店に自然に愛着をもつきっかけづくりに有用です。
効果・評価
thanks!がコミュニケーションの中心に!新人スタッフにこそ使ってほしいツールへ
「thanks!」を導入したことで、スタッフから気づき発信や提案が増え、リアルなコミュニケーションだけでは分かりえなかった、 スタッフの意外な一面を知ることができるようになりました。こんなことを思っていたんだというような気づきですね。 また、シフトが被らずあまり会う機会が少ないスタッフ同士が気軽にやり取りしてる姿が見られ、自然と距離が縮まっているのも見受けます。 直接会えたときも、「thanks!」上の話題がときの共通の話題となり、リアルなコミュニーケーションもとりやすくなったようです。
何よりうれしいことに、新人スタッフもお店に溶け込みやすくなりました。 「thanks!」上で獲得したメッセージ数のランキングが分かるのですが、 登録したばかりのスタッフがメッセージを獲得していることが分かってとても安心しました。 「thanks!」があって良かったと感じています。スタッフ間のポジティブなコミュニケーションを確実に促していますね。
これから・期待
デジタル連絡ノートへ!スタッフが中心の居心地の良いお店へ!
「thanks!」ではリアルタイムで情報共有できるところが有用です。 今後は”デジタル連絡ノート”としても活用していく予定です。 昔からよく使われている、紙の連絡ノートは「thanks!」で代替することができます。 業務連絡であっても、ポジティブに伝えることを心掛ければ利用方針に沿って活用できるからです。 うちの店舗でも紙の連絡ノートを利用していましたが、店舗に来ないと情報を得ることができませんでした。 スタッフルームが離れているため売り場にノートを置いているのですが、お客様がいらっしゃったり、 忙しくなると確認するタイミングがないという実情もありました。ちゃんと確認しているかのチェックも難しいですしね。
また、先日から新たな施策として「店長目線」ノートを始めました。 スタッフが働くときに意識すべきことのうち、普遍的なことを発信しています。ゆくゆくは売り上げを上げるためのコツを書いていく予定です。 店長目線を各スタッフへ伝えていくことで、いずれはその考えにそってスタッフが意見を出し合い自走できるようにしてあげたいと考えています。 いつか店長が替わるようなタイミングになっても、スタッフが自走できていれば雰囲気が変わってしまうリスクも減らせると思うからです。 スタッフが主役となり、お客様が気持ちよく過ごせるお店作りに取り組んでほしいと願っています。